女たちよ! ガーターベルトで魅せろ!

File No.1 女たちよ!ガーターベルトに目覚めよ!

女性として生まれて、一度もガーターベルトを着けることなく一生を終える女性が何人と多いことか・・・俺はこの事実が悲しくて残念で許せない。

ガーターベルトというと、勝負下着、セクシーランジェリーというイメージがとても強いよね。
一般的にガーターベルトの必要性は高くないのが現実。
本来、ガーターベルトはレトロなファッションを楽しみたいとか、結婚式に臨む場合に正装の一部として身につけるとか、セクシーな雰囲気を醸し出したいといったコスプレのため、非日常的なシーンで着用されることが多いんだよね。

しかし実際にはずっと実用的で意外な効果がいっぱいある。ガーターベルトを着けているという緊張感が歩き方や筋肉の使い方まで変えるから背筋が伸びて姿勢が良くなる。

ガーターベルトでつっているという感覚が普段よりも足を細く、そしてセクシーに魅せる効果が期待できるわけ。

特に夏場はパンティストッキングだと、締め付けられて蒸れたりするようだけどストッキングを履いてガーターベルトで吊るとすごく風通しがよく涼しくて快適らしい。
ワンピースや、スカートファッションをエレガントに装いたいときにはガーターベルトとストッキングはマストアイテム。

そもそもフランスでは、ガーターベルトに限らず下着(ランジェリー)を女であるための道具としてとらえている。幼少のころから母親に必要性をいやっていうほど説かれて、最も大切なツールとしての認識が根付いているんだよね。

男性も妻やパートナーに下着(ランジェリー)を贈ることが日常的(日本ではまだまだ定着していないのが非常に残念)。これもあって、Aubade(オーバドゥ)は“男性のための下着(ランジェリー)”という素晴らしいイメージが息づいているんだ。

これは下着の機能性だけに捉われることなく、楽しみ、喜びを味わうということ。そして、この喜びを女性だけでなく男性にもその魅力を分け与えることで、カップルに楽しんでもらいたい。

パリの恋する女性を虜にして、恋を成功させる必須アイテムとして愛され続けている理由もそんなAubade(オーバドゥ)のイメージが女たちの恋の味方をしているからなんだと俺は思う!

関野芳信